平成22年4月より、狭山地区統括院長となりました。
【狭山病院】、【さやま総合クリニック】、【さやま腎クリニック】の3つの医療機関を統括する役割です。
私が狭山病院に就任した昭和63年は、まだ建物は狭山病院1つだけで、人工透析のベッドを10床から17床に増床した年でした。
外来も今の狭山病院の1階で行っていました。
それから20年あまり、石心会の理念のもと、地域のニードに応える医療を展開するよう努力してきましたところ、次第に施設、設備が不足となり、必然的な増設を順次行いました。
平成15年、外来と救急のスペースが手狭になったため、【さやま総合クリニック】として透析部門と一緒に外来部門を病院施設と切り離しました。
さやま総合クリニックは、ゆったりした単なる外来専門の医療施設のみならず、地域住民のコミュニティの場として活用いただくことを念頭にオープンしました。
3階に設けたミニコンサート用のホールでの月1回の「ヘルシーコンサート」を楽しみにしてくださっている方が大勢おられることをうれしく思っています。
一方、外来部門が出て行った病院1階を大幅に改装しました。
救急車の搬入口を2か所設置し、同時に受けられる台数を増やす工夫をしました。
また、夜間に搬入された患者さんを、朝まで経過観察できる入院ベッドを7床設けたことにより、より多くの受入れが可能になりました。
また、さやま総合クリニックと一緒に出た透析部門も平成20年、【さやま腎クリニック】として106床の独立した施設となりました。
さやま総合クリニック内の透析部門があった4階の場所には『健診センター』を開設し、予防医学の分野にもお応えできる部門を充実させました。
医療機器も部門の移動があるたびに常に最新のものが導入されています。
それだけ最新の医療を提供できる環境がそろっています。
現在、国道16号線から七夕通りに入った150mの間に【狭山病院】【さやま腎クリニック】【さやま総合クリニック】の順で建物が並んでいます。それぞれの建物に院長も就任しています。
それぞれが独立し、役割や専門性を追求できる環境は整いました。
しかし、私たち石心会の職員が忘れてならないのは、なぜ施設が3つに分かれたのかということです。
それは今お話ししたように、地域住民の方や連携医療機関が、私たちの医療を必要としてくれた証として規模の拡大、設備の拡充が行われたのです。
とかく建物が分かれてしまうと互いのコミュニケーションが不足して、本来の相互機能が活かされないケースが起こりがちです。
私は3つの施設に発展した過程を知る人間として、総合的な視野で施設間の相乗効果を発揮できるような調整にとりくんで行きます。
また、これからも医療に携わる者として、積極的に現場で汗を流したいと考えます。
今後ともよろしくお願いいたします。